[モスクワ/キエフ/オデッサ(ウクライナ) 23日 ロイター] – ロシアは、ウクライナ国内の外交施設に勤務する職員を全員退避させ始めた。タス通信が23日、キエフのロシア大使館関係者の話として伝えた。
ロイター記者によると、キエフのロシア大使館のほか、オデッサの領事館が国旗を降ろした。
ロシア外務省は22日、安全確保のためにウクライナ駐在の外交官を退避させると発表。これに先立ち、ロシア大使館の煙突から煙が立ち上る映像が先週、オンラインで拡散されていた。タス通信は23日、大使館職員の話として、退避に先立ち文書が焼却処分されていたと報じた。
ウクライナ外務省は、ロシアと外交関係を断絶するようゼレンスキー大統領に要請。大統領は22日、要請を検討すると述べている。