[ニューヨーク 24日 ロイター] – 24日の取引で北海ブレント原油先物が一時105ドルを上抜けた。105ドル超えは2014年以来初めて。ロシアのウクライナ侵攻を受け、世界的な原油供給の逼迫懸念が強まっていることが背景にある。
清算値は、北海ブレント先物が2.24ドル(2.3%)高の1バレル=99.08ドル。米WTI先物は0.71ドル(0.8%)高の92.81ドル。
北海ブレントは一時105.79ドル、WTIも100.54ドルまで上昇し、それぞれ14年8月、同年7月以来の高値を更新した。
ロシアのプーチン大統領は24日、軍によるウクライナでの特別軍事活動を承認した。これを受け、ロシア軍は首都キエフや東部などの都市をミサイルで攻撃した。
バイデン大統領は、ロシアに対する追加制裁措置を発表。ロシア第2位のVTB銀行など新たに4行を制裁の対象とし、ロシアがドルや円、ユーロ、ポンドでビジネス取引を行う能力を制限する。
ジョンソン英首相も英国史上最大の対ロシア制裁を発表した。銀行やプーチン大統領の側近、富裕層が対象という。