[ブリュッセル 24日 ロイター] – 欧州連合(EU)首脳は24日、ロシアのプーチン大統領によるウクライナへの「野蛮な」侵攻を受け、ロシアの経済とエリート層を対象とした厳しい追加制裁措置を採択した。
EU首脳はこの日、ブリュッセルで緊急会合を開催。ラトビアのカリンシュ首相はプーチン大統領について「数百万人に不幸をもたらす欺かれた独裁者」だと非難した。
追加制裁措置では域内のロシアの資産を凍結するほか、ロシアの銀行の欧州金融市場へのアクセスを停止する。
また、ロシアの貿易、エネルギー、輸送などを対象に輸出規制を課す。
ベルギーのデクロー首相は「われわれの制裁はロシア経済の中心に打撃を与える」とした。
ただ国際銀行間通信協会(SWIFT)を巡り何らかの合意があったかなどの詳細は現時点で不明。
EU首脳は声明で、追加制裁措置は「われわれのパートナーや同盟国と緊密に連携しながら、ロシアの行動に対して大規模かつ厳しい結果をもたらす」とした。
EUはまた、ウクライナに対する新たな支援と、ベラルーシに対する新たな制裁を準備する予定。