【モスクワ、ロンドン時事】ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐり、プーチン大統領は4日、ロシア軍に関する「偽情報」を広めた場合に最長で禁錮15年の刑を科すなどとした法案に署名し、同法は成立した。外国メディアも対象となる可能性があり、英公共放送BBCや米ブルームバーグ通信などは4日、所属記者のロシア国内での活動を一時停止すると発表した。
プーチン政権は反戦機運を抑え込むため情報統制を徹底強化しており、上下両院が4日に法律を可決した。政権は、ロシア軍がウクライナの親ロシア派を守るため「特別軍事作戦」を行っていると主張。法成立を受け、「侵攻」などと報じた場合は罰せられる恐れが出てきた。