[ドバイ 7日 ロイター] – イランのタスニム通信が7日報じたところによると、イラン政府高官は、主要国との核合意復活に向けた協議の最終段階におけるロシアの「妨害」を批判した。

協議は、ウクライナ紛争を巡る対ロ制裁がイランとの貿易に打撃を与えないことを保証するようロシアが米国に要求したため、不透明な状態に陥っている。

報道によると、イラン政府高官は、ロシアの要求は他の分野での自国の利益を確保するためのもので「建設的ではない」と述べた。

合意復活を先送りしてイランの石油市場への復帰を遅らせることで、ロシアは原油価格を押し上げ、自国のエネルギー収入を増やそうとしていると半官半民のタスニム通信は指摘した。