[ワシントン 7日 ロイター] – 米国防総省高官は7日、ロシアのプーチン大統領はウクライナとの国境沿いに集結させた15万人の軍部隊のほぼ全てをすでに戦闘に投入したとの見方を示した。
ロシアが侵攻を開始してから12日が経過したが、ロシア軍は首都キエフをまだ制圧していない。ウクライナ上空の制空権も確保していないが、国防総省高官は、国境付近に配備している戦闘機やヘリコプターの大部分はまだ利用可能な状態になっていると指摘。プーチン大統領は「ロシアの別の場所から空軍力を追加的に配備する必要に迫られていない」との見方を示した。
国防総省は、週末の間に欧州に追加増派を命令。これにより米国が欧州に派遣する米兵は約10万人になる。増派について高官は「週末の間の動きに対応したものではない」としている。