[ソウル 8日 ロイター] – 韓国軍は8日、領海を侵犯した北朝鮮の船舶を拿捕し、介入しようとした北朝鮮の巡視船に警告射撃を行った。韓国当局者が明らかにした。
韓国の聯合ニュースは当初、船舶を漁船と報じたが、当局者は漁船かどうか、まだ断定できていないと述べた。
韓国軍によると、船舶には非武装の船員7人が乗船していたが、6人は制服を着用していた。船員は「操縦を誤った」と話しているという。
拿捕された船舶を追跡していた北朝鮮の巡視船は、一時、事実上の南北軍事境界線である北方限界線(NLL)を越境したが、韓国軍が警告放送と警告射撃を行ったことを受けて、引き返したという。
北朝鮮の船舶が韓国領海に入ったのは午前9時半前後。北朝鮮の巡視船がNLLを越境したのは2018年以来という。
韓国では9日に大統領選が行われる。米研究機関の専門家が8日、明らかにしたところによると、北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)にある核実験場で、2018年の閉鎖後初めて建設作業が行われていることが、商業衛星画像で分かった。