英BBCなどは13日、ウクライナの首都キエフ郊外で、ロシア軍の侵攻に関する取材活動をしていた50歳代の米国人男性記者ブレント・ルノーさんが、銃撃を受けて死亡したと伝えた。侵攻を巡り、外国人記者に死者が出たのは初めてとみられる。別の記者も負傷したという。

 キエフ警察当局の幹部は13日、ルノーさんは「ロシア軍に殺害された」と説明した。ルノーさんは、避難する住民を取材していた可能性がある。

 この幹部によると、ルノーさんは米紙ニューヨーク・タイムズの記者証を所持していた。13日付の同紙電子版は、ルノーさんが過去に同紙ほか大手メディアとも協力して報道に携わっていたと伝えた。