ロシア大統領府のペスコフ報道官は17日、ウクライナとの和平交渉が著しく進展したとの報道を否定、ウクライナが交渉を遅らせていると批判した。

  英フィナンシャル・タイムズ(FT)は16日にウクライナとロシアの交渉が合意に向け大きく進展したと報じた。ペスコフ氏はこれについての質問を受け、「総じて誤りだ」と述べた上で、「一部に正しい要素もある」としたが詳細には触れなかった。同氏は「進展があればこちらから伝える」とした。

  同氏はさらに、ウクライナは合意を「急いでいない」との主張を繰り返し、ロシアの交渉担当者は24時間態勢で取り組む用意だと続けた。交渉は17日も続けられる見通しだという。

原題:Reports of Major Progress in Ukraine Talks ‘Wrong,’ Kremlin Says(抜粋)