[ロンドン 18日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は18日、モスクワのルジニキ・スタジアムで開催された集会で演説し、ウクライナ侵攻を正当化した上で、ロシアの全ての目的は達成されると断言した。

ロシア国旗を振る数万人の参加者に対し「われわれは何をすべきか、どのように実施するか、どのような代償を払うかについて認識している。絶対に全ての計画を達成する」と強調。ロシアの「特別軍事作戦」で戦っている兵士たちは「肩と肩を並べ、互いに助け合い、支え合い、必要な時には兄弟のように体を張って銃弾から身を守っている」とし、長期間見られなかったロシアの結束を体現しているとした。

また、米国がウクライナを利用してロシアを脅しており、ロシアはウクライナによる「ジェノサイド(民族大量虐殺)」から新ロシア派を守らなければならないため、ウクライナでの戦争が必要だったと主張した。

プーチン大統領の演説を放映していた国営テレビで、演説が途中で切り上げられ、事前に録画された愛国歌の映像が流れたが、その後、演説の放映が再開された。

この件に関し、ロシア通信(RIA)はロシア大統領府のペスコフ報道官の話として、サーバーの技術的な欠陥が要因と報じた。