国際宇宙ステーション(ISS)に18日到着したロシア人宇宙飛行士3人が、ウクライナ国旗の基調となっている黄色と青色の飛行服を着ていたことから、「ウクライナ支持を表明したのではないか」という西側メディアの臆測報道が相次いでいる。

「ロシア抜き」ISS模索 高度維持で米企業活用も―NASA

 3人の飛行服は黄色で、太もも部分に青色の線が入っていた。ロイター通信によると、ロシア国営宇宙企業ロスコスモスは19日、通信アプリで「3人の出身大学の校章の色だ。何でもウクライナ国旗と見なすのはおかしい」と主張。宇宙飛行士の一人は「黄色い生地がたくさんあり、使わなければならなかった」と話している。

 ただ、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、「ロシア飛行士は政治的主張を示唆するような発言をしていないが、偶然と信じるのは難しいように思われる」と伝えた。