[ワシントン 24日 ロイター] – 米ホワイトハウスはロシアがウクライナへの侵攻で化学兵器や生物兵器、核兵器などの大量破壊兵器を使用した場合の米国側の対応を策定する専門家チームを立ち上げたと、米政府高官が24日述べた。
高官によると、米国家安全保障会議(NSC)が2月28日にロシアのウクライナ侵攻によって起きている大きな地政学的変化を検証する戦略グループを作るよう、内部メモで各省庁に通知。戦略グループは「リスクを監視・軽減しながら、米国の国益をいかに守り、発展させるかについて検討している」とした。
また、ロシアによる化学・生物兵器の使用の可能性、米治安部隊への攻撃、世界的な食糧供給網の混乱、増大する難民危機への持続的な対応などさまざまなシナリオを想定した緊急時対応策を策定しているほか、ロシアによる核兵器使用の可能性についても検討しているという。