[ジュネーブ 30日 ロイター] – バチェレ国連人権高等弁務官は30日、5週間にわたるロシア軍による空爆と激しい砲撃でウクライナで市民が犠牲になっていることは戦争犯罪に当たる可能性があるとし、ロシア軍の撤退を呼び掛けた。

バチェレ氏はジュネーブの国連人権理事会で行った演説で、ロシア軍がウクライナの人口密集地で少なくとも24回クラスター爆弾を使用したとの「信頼できる報告」があったと指摘。ウクライナで77の医療機関が攻撃で損壊したことも確認されたとした。

その上で、無差別攻撃は国際人権法で禁止されており、「戦争犯罪」に当たる可能性があるとの見解を示した。