【ロンドン=深沢亮爾】英国のジョンソン首相は8日、ウクライナに侵攻しているロシア軍による民間人の虐殺疑惑を巡り、「中国は、(ウクライナ南東部)マリウポリや(首都キーウ近郊)ブチャで行われていることと本当に密接な関係を持ちたいのか」と述べ、ロシア寄りの姿勢を保つ中国政府を批判した。
ロンドンでドイツのショルツ首相と会談後、記者会見で述べた。
ジョンソン氏は「中国は本当にプーチン体制を支えていくのか。中国にとって日増しに難問になっているという印象だ」とも述べ、中国非難の高まりで、中国の立場も一層危うくなっているとの認識も示した。
中国はブチャでの虐殺疑惑の浮上後も、ロシアへの非難を避けている。