[ボストン 18日 ロイター] – 調査会社エクイラーが売上高上位100社の米大手企業を対象に実施した調査によると、2021年の最高経営責任者(CEO)の報酬(中央値)は31%増え過去最高の2000万ドルとなった。
新型コロナウイルス禍の20年は2%減の1550万ドルだった。
エクイラー幹部は売上増と株価上昇が報酬を押し上げたと指摘。「これらの企業の多くはパンデミック(世界的大流行)下で業績を上げ、それが報酬増につながった」と述べた。
CEOの報酬と従業員の賃金中央値の比率は254対1と1年前の238対1から上昇した。
調査対象企業のうち、アップルのティム・クックCEOの21年の報酬は9870万ドルと20年の1480万ドルから急増。これには多額の株式報酬が含まれている。
ブロードコムのホック・タンCEOの21年の報酬は6070万ドル。20年は370万ドルだった。