[ワシントン 18日 ロイター] – イエレン米財務長官が、ロシアのウクライナ侵攻に抗議し、ロシアを国際的な金融機関から排除すべきとの米国の見解を強調するために、今週の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の一部を欠席すると、財務省高官2人が18日に述べた。
また、国際通貨基金(IMF)と世界銀行の加盟国に対し、ウクライナでの「無謀な戦争」の終結に向け、ロシアへの圧力を強めるよう要請するという。
高官の1人は、米財務省はウクライナでの戦争を巡ってロシアに科された広範な制裁を逃れようとする者や制裁逃れを手助けする者への取り締まりに注力すると述べた。
高官は、ロシアのシルアノフ財務相はG20会合の少なくとも一部の会合にオンラインで参加する可能性があるとした上で、G20などの国際的機関においてロシアはこれまで通りではいられないとのイエレン長官の発言を改めて述べた。