[ワシントン 31日 ロイター] – 米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが31日に発表した3月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(主要20都市)は前年同月比21.2%上昇した。伸びは前月の20.3%から加速し、過去最高を記録した。

特に中古住宅の在庫が逼迫していることで、住宅価格が押し上げられている。米連邦住宅金融庁(FHFA)がこの日に発表した3月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比19.0%上昇。前月は19.3%上昇していた。

ただ需要鈍化を受け、住宅価格の上昇は緩和していくとの見方も出ている。キャピタル・エコノミクス社(ニューヨーク)のシニア不動産エコノミスト、マシュー・ポイントン氏は「上昇は緩やかになっていく」と予想。「来年半ばには前年比での伸びは横ばいになる」との見方を示した。