[ブリュッセル 24日 ロイター] – イタリアのドラギ首相は24日、ドイツで26日から始まる主要7カ国(G7)首脳会議で天然ガス価格に上限を設ける案について協議されるとの見方を示した。

ドラギ氏は欧州連合(EU)首脳会議後に記者団に対し、欧州委員会が価格上限設定案と電力市場に関する報告書を作成することで合意したと明らかにした。報告書は9月までに取りまとめられ、10月に予定される首脳会議で協議されるという。

ただ、価格に上限を設定すればロシアが天然ガス供給をさらに削減するとして反対意見が出ているとも述べた。

また、イタリアはロシア産天然ガスに対する依存度を25%と、昨年の40%から低下させたと明らかにした。