[米大統領専用機上/ワシントン 28日 ロイター] – 米政府当局者は28日、ロシア産石油の価格に上限を設定する案について、インドを含む大規模な石油消費国と協議が進めれられており、アフリカや中南米諸国などの規模が小さい消費国とも近く協議が開始されると明らかにした。
主要7カ国(G7)首脳会議は28日、ウクライナに侵攻しているロシアの戦争資金を断つため、一定価格以上で売却されたロシア産石油の輸送禁止を検討することで合意した。
サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)はこの日、「価格上限設定がどのように機能し、どのような意味を持つかについてインドと協議を開始した」と表明。政府当局者は、これに続き中南米、アフリカ諸国との協議もまもなく開始されると明らかにした。世界のエネルギー企業との協議も近く開始されるという。