ウクライナ南東部にあるザポロジエ原発の警備に当たるロシア軍兵士=5月1日(EPA時事)
ウクライナ南東部にあるザポロジエ原発の警備に当たるロシア軍兵士=5月1日(EPA時事)

 【ワシントン時事】ウクライナ南東部にある欧州最大規模のザポロジエ原発に5日、少なくとも3回の砲撃があり、原子炉が設置されている発電区画付近に着弾した。死傷者はなく、放射能漏れも検出されていない。ゼレンスキー大統領は「原発への砲撃は公然かつ大胆な犯罪であり、テロ行為だ」とロシアを非難した。

 ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムによると、原発に対する砲撃で高圧送電線などが損傷した。安全のために原子炉の一つは緊急停止を余儀なくされた。