[ドバイ 20日] – 頭髪を隠すスカーフの着用が不適切だったとして拘束され、女性が死亡したことに対するイランの抗議デモは、20日も各地で行われた。これで4日連続となった。当局によると、西部クルディスタン州ではデモ参加者3人が死亡した。

イランの首都テヘランで先週、頭髪を覆うスカーフを適切に着用していなかったとして警察に拘束された22歳の女性マフサ・アミニさんが、その後死亡した。

遺族によるとアミニさんに健康上の問題はなかったという。脚に打撲の跡があるとし、警察の責任を指摘している。

警察が暴行を加えたとの見方が広がり、アミニさんの出身地クルディスタン州で抗議デモが起こり、その後各地に広がった。

クルディスタン州当局によるとデモで少なくとも3人が死亡した。クルド系人権団体「Hengaw」は治安部隊がデモ隊に発砲したとしている。

事態の沈静化に向けて最高指導者ハメネイ師の側近はクルディスタン州を訪れ、遺族に調査を約束した。