「欧州最後の独裁者」と呼ばれるベラルーシのルカシェンコ大統領が28日、ジョージア(グルジア)の親ロシア派支配地域アブハジアを訪問した。ロシアは2008年の紛争後、ジョージア領内の南オセチアとアブハジアの「独立」を承認したが、国際的には認められていない。ジョージア外務省は自国駐在のベラルーシ大使を呼び「最も厳しい表現」で抗議した。
ウクライナ東部ドンバス地方を含め、未承認の親ロ派支配地域を外国首脳が訪れることは異例。ジョージアのズラビシビリ大統領はツイッターで「占領地に関する国内法、2国間関係、国際法の原則への許し難い侵害だ」と怒りをあらわにした。