[ブリュッセル 3日 ロイター] – ユーロ圏財務相は3日、エネルギー価格高騰に対応するための各国の財政措置について、時限的でかつ的を絞ったものにすると確約する共同声明を発表した。
ドイツは先週、エネルギー価格高騰から企業や消費者を保護するため2000億ユーロの支援策を発表。ドイツの措置の規模はフランス(670億ユーロ)やイタリア(680億ユーロ)をはるかに超え、これほどの支出を行う余裕のない他のEU加盟国の間で懸念が広がっている。
声明は「欧州のエネルギー市場に強い波及効果があることを踏まえ、害のある税制調整を控えるなど、公平な競争条件と単一市場の整合性を維持するための措置を調整していく」とし、「エネルギー価格における衝撃が二次的効果、および一段と根強いインフレ加速につながらないよう努める必要がある」とした。