[東京 4日 ロイター] – 松野博一官房長官は4日午後の会見で、北朝鮮のミサイル発射で注意が必要となる地域でないにもかかわらず、東京都島しょ部の9町村に情報が伝達され、現在、関係省庁で原因等を確認中だと述べた。
松野官房長官は東京都からも千代田区などでJアラートの情報伝達があったと報告を受けているとして、関係省庁で原因を確認していると説明した。Jアラートの伝達に関しては、北海道恵庭市や青森市など4市町で防災行政無線に支障があったとの報告があり、その原因も調査中という。
一方、岸田文雄首相は同日、アクイリノ米インド太平洋司令官の表敬を受け、その席で今回の北朝鮮による弾道ミサイル発射に関し、日米および日米韓が連帯して対応していくことを確認したという。その上で松野官房長官は「日米同盟の抑止力や対処力の一層の強化に向けて、日米間で緊密に連携することで一致した」と述べた。