[北京 12日 ロイター] – 中国共産党の第19期中央委員会第7回総会(7中総会)は12日、第20回党大会で習近平総書記(国家主席)が行う政治報告や審議される党規約改正案を承認し、閉幕した。内容は16日開幕の党大会で公表される。
公表されたコミュニケでは、過去5年間は「国家利益を重視」し、「闘争精神」を示したと総括。対外関係で国内要因を最優先してきたことをこれまでで最も明確に認めており、オブザーバーによれば、中国が今後も強硬姿勢を取り続けることを明確に示すものだ。
国営の新華社通信は、党は「国家利益を重視し、国内政治を優先し、戦略的忍耐を維持し、闘争精神を発揮し、国家の尊厳と核心的利益を守るために闘った」と指摘。ウクライナ危機がもたらしたリスクと困難の「適切な管理」、「分離主義と外国の干渉に対する継続的な闘争」、新型コロナウイルス規制の厳格な実施などを成果に挙げている。
7中総会は4日間にわたって開かれた。