[18日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ロシアがウクライナを攻撃するためにイラン製ドローン(小型無人機)に依存していることは、ロシアが政治的にも軍事的にも破綻しつつある状況を露呈しているという見方を示した。
ウクライナによると、ロシアによる最近のウクライナのエネルギー施設などへの攻撃では自爆型「カミカゼ」ドローンが使用され、イラン製「シャハド136」とみられている。
ゼレンスキー大統領はビデオ演説で「ロシアがイランに助けを求めたという事実そのものが、軍事的にも政治的にも破綻している状況をクレムリンが認めたということだ」とし、「ロシア政府は何十年もの間、自国の軍産複合体に数十億ドルを費やしてきたが、最終的にはごく単純なドローンやミサイルを確保するためにイラン政府に屈服している」と述べた。
また、イランから入手する兵器がロシア指導部に希望や幻想を与える可能性はあるとしつつも、「ロシアが敗北に向かい、共犯者をこの恐怖に引きずり込もうとしていることを世界に改めて知らしめるだけだ」とした。