[ワシントン 21日 ロイター] – バイデン米大統領は21日、11月の中間選挙に向け民主党が勢いを盛り返すという考えを示した。

世論調査では共和党が優勢となっているものの、バイデン大統領は記者団に対し「世論調査は混とんとした内容となっている」とした上で、選挙前の「最後の数日で、民主党側に流れがシフトするだろう」と語った。

多くの州でガソリン価格の伸びが鈍化し、州ベースで失業率が過去最低水準となっていることを経済に関する「朗報」と指摘した。

野党共和党は、バイデン大統領の政策が高インフレや犯罪の増加の原因と非難し、中間選挙がバイデン氏の大統領としての手腕を評価する国民投票になるという見方を示している。

バイデン大統領は「選挙は国民投票ではなく、選択だ」とし、「私が(前任者から)何を引き継ぎ、私がどのような行動を取ったかを見てもらいたい」と述べた。