[28日 ロイター] – 米実業家イーロン・マスク氏が米ツイッターの買収にあたり解任した3人の幹部が受け取る解職手当が総額1億2200万ドルに上ることが28日、企業幹部の報酬などを集計する調査会社エクイラーの調べで分かった。

マスク氏は27日、買収額440億ドルでツイッターの買収を完了。スパムアカウント数について誤解を招く情報を提供したとして、パラグ・アグラワル最高経営責任者(CEO)、ネッド・シーガル最高財務責任者(CFO)、法務・ポリシー担当責任者のビジャヤ・ガッデ氏を解任した。

エクイラーは解任されたツイッター幹部が受け取る解職手当「ゴールデンパラシュート」について、アグラワル氏が5740万ドル、セガール氏が4450万ドル、ガッデ氏が2000万ドルとの見方を示した。

この件に関して、ツイッターからコメントは得られていない。

こうした解職手当に加え、3人は保有するツイッター株と引き換えに合計6500万ドルを受け取る。1株当たり54.20ドルで計算すると、受け取る金額はガッデ氏が3480万ドル、セガール氏が2200万ドル、アグラワル氏が840万ドル。

アグラワル氏は昨年11月にCEOに就任。2021年の報酬総額は3040万ドルだった。