[ニューデリー/台北 11日 ロイター] – 米アップルのサプライヤーである台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は、インドのiPhone工場の人員を今後2年間で4倍にする計画。政府関係者が明らかにした。
鴻海の中国・鄭州工場は厳格な新型コロナウイルス規制で生産が混乱しており、アップルは「iPhone14」 と「iPhone14 Pro Max」の出荷台数が従来の想定より少なくなるとの見通しを示している。
鴻海はインド南部の工場従業員を今後2年間で5万3000人増やし7万人とする計画。鄭州工場の従業員数(20万人)との比較では少ないが、中国からインドに生産をシフトするアップルの取り組みの柱となる。
政府関係者は、iPhoneの需要拡大に対応することが主な狙いだと説明。台湾の関係者は、基本モデルの生産能力拡大とインドの需要への対応が目的だと述べた。