[香港 17日 ロイター] – 関係筋によると、中国の不動産開発大手、中国恒大集団はオフショア債務の再編で海外債権者の承認を得るため、信用補完措置として国内資産を活用する計画。
債務再編条件に関する交渉を来月開始することを目指しており、ドル建て社債の保有者に追加の信用補完措置を提供するため、国内資産を徹底的に調べているという。
同社は融資や私募債を含め227億ドルのオフショア債務がデフォルト(債務不履行)に陥ったとみなされており、債務の再編作業を今年、開始した。
恒大集団を含め、中国の不動産開発会社は通常、オフショア債務の再編に利用できる海外資産をほとんど保有しておらず、国内資産を活用する今回の計画が実現し海外債権者に受け入れられれば、国内資産を利用して海外投資家の投資回収率を引き上げる初の事例になる。