[アブダビ 16日 ロイター] – 暗号資産(仮想通貨)交換業大手バイナンスの趙長鵬(チャンポン・ジャオ)最高経営責任者(CEO)は16日、同社が設立を計画している仮想通貨プロジェクトを支援するファンドについて、業界関係者から大きな関心が寄せられていると語った。
ジャオ氏は14日、同業FTXの経営破綻が業界全体に余波を広げているため、流動性危機に見舞われた仮想通貨プロジェクトの回復を支援するファンドを立ち上げる計画を発表した。
同氏はアブダビでの講演で「強固な財務基盤を持つプレーヤーがいる。われわれは団結する必要がある。これまでのところ大きな関心が寄せられている」と指摘。バイナンスにはかなりの資金があると説明した。
2週間以内に基金に関する詳細を発表するとし、基金の具体的な規模や同社がどの程度貢献するかは明らかにしなかった。