[ブリュッセル/ブレガナ(クロアチア) 8日 ロイター] – 欧州各国の出入国審査を撤廃したシェンゲン協定に、2023年からのクロアチアの参加が承認された。参加は27カ国目となる。
一方、同様に参加を申請していたブルガリアとルーマニアについては、不法移民の増加を懸念するオーストリアなどが反対し、見送りとなった。両国は再申請する方針を示した。
ヨハンソン欧州委員(内務担当)はクロアチアの参加を歓迎するコメントを発表。同時に「ルーマニアとブルガリアの市民は、シェンゲン協定の正式参加国となり、自由な移動ができるようになるにふさわしい。私は両国の国民と同じように失望している」とも述べた。
オーストリアのカルナー内務相は、安全保障上の懸念からルーマニアとブルガリアの参加に反対したと明らかにした。