[カブール 12日 ロイター] – アフガニスタンで12日、首都カブール中心部にあるホテルが武装集団に襲撃される事件が発生した。イスラム主義組織タリバン暫定政権によると、治安部隊との銃撃で武装集団の少なくとも3人が死亡した。
その後、過激派組織「イスラム国」が対話アプリ「テレグラム」で犯行声明を発表した。
暫定政権報道官の情報では、ホテルのバルコニーから退避しようとした外国人2人が負傷。救急病院は負傷者21人を受け入れ、うち3人が病院到着時に死亡したと明らかにした。
政権の情報筋によると、襲撃されたのは中国人客などの利用が多いロンガン・ホテル。ロイターが確認したソーシャルメディアに投稿された動画には、銃声のほか、黒煙が立ち上る様子や、利用客がホテルの窓から退避する姿がが映っている。警察当局によると、周辺では爆発音も聞かれた。
11日には暫定政権の高官と駐アフガン中国大使が会談し、治安関連の問題を巡り協議していた。