[ニューヨーク 22日 ロイター] – 経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの創業者サム・バンクマンフリード被告(30)が22日、顧客資金を不正に流用した詐欺などを巡る裁判を待つ間、保釈された。保釈金は2億5000万ドル。

検事によると、公判前の保釈としては「過去最高規模」という。検事は判事に対し、保釈には被告のパスポート引き渡しのほか、米カリフォルニア州にある被告の両親の自宅での軟禁が求められると述べた。精神鑑定なども要求される見通し。

バンクマンフリード被告の弁護士を務めるマーク・コーエン氏は、検事が提案した保釈条件に同意するとし、被告の両親が保釈金の連帯保証人になると明らかにした。

バンクマンフリード被告は21日、FTXが本社を置いていたバハマから米国に身柄が移送されていた。