米実業家のイーロン・マスク氏=4月14日、カナダ・バンクーバー(AFP時事)
米実業家のイーロン・マスク氏=4月14日、カナダ・バンクーバー(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米ツイッターのオーナーで実業家のイーロン・マスク氏は24日、同社が利用者の自殺を防ぐ機能を削除したとのロイター通信の報道に対し、ツイッター上で「間違いだ」と反論した。ロイターは報道後にツイッターの担当幹部が削除したことを認めたと強調し、批判を受け「元に戻した」との見方を示している。

米ツイッター、自殺防止機能削除 マスク氏が指示―ロイター報道

 この機能は、利用者が自殺などに関する言葉を検索すると、相談窓口が優先表示されるもの。ロイターが匿名の取材源の証言に基づき、マスク氏主導で機能が廃止されたと報じ、人権団体などから非難の声が上がっていた。

 ロイターは「改良のため一時的に削除している」との担当幹部の発言も引用。これについてもマスク氏は「まだ表示される。フェイクニュースだ」と述べた。