[19日 ロイター] – 経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXのジョン・レイ新最高経営責任者(CEO)は19日、事業再建の可能性を模索しており、仮想通貨交換所「FTX.com」の再開を検討するタスクフォースを立ち上げたと明らかにした。
昨年11月にFTXを引き継いだレイCEOは米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、FTX.com再開によって、資産の清算や売却で得られる以上の価値を顧客のために回復することが可能かどうかも検討すると語った。
FTX創業者で、詐欺や資金洗浄(マネーロンダリング)などの罪で起訴されているサム・バンクマン・フリード被告はツイッターへの投稿で、レイ氏がようやく交換所の復活に向け動き始めたと評価した上で、「レイ氏が最終的にFTX・USに支払い能力があると認め、顧客に返金することを待ち望んでいる」と述べた。