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 岸田文雄首相の長男で政務秘書官を務める翔太郎氏が欧米歴訪時に英国の高級百貨店「ハロッズ」で購入した土産を巡り、31日午前の閣議後会見で閣僚9人が土産を受け取ったと明かした。いずれも土産の中身は「プライベートに関すること」などとして、回答を避けた。

 土産を受け取ったと答えたのは、永岡桂子文部科学相、加藤勝信厚生労働相、西村康稔経済産業相、斉藤鉄夫国土交通相、松野博一官房長官、河野太郎デジタル相、谷公一国家公安委員長、小倉将信こども政策担当相、高市早苗経済安全保障相の9人。斎藤健法相は「法務行政に関する事柄ではないのでお答えは差し控えたい」。鈴木俊一財務相は「まだ確認していない」と述べた。後藤茂之経済再生相は「プライベートなことなのでお答えは差し控える」と、受け取ったかどうかも含め明言を避けた。閣僚は首相を除き19人いるが、このうち土産の質問を受けたのは12人。

 中身について、河野氏は「他の閣僚が何をいただいているかわかりませんから、私が何をと言うのはちょっと避けたい」。高市氏は「内容を言ったら、角が立っちゃうんじゃないでしょうか」と言及を避けた。谷氏は「通常国会の開会前に総理からいただいたが、欧米歴訪のお土産かはよくわからない」と答えた。