[ワシントン 1日 ロイター] – 米財務省のカプロス次官補代理(アジア担当)が先週、中国・北京を訪問し中国側の代表と会談を行ったと、関係筋が明らかにした。マクロ経済や金融問題、共通のグローバルな課題を巡る両国の連携強化を目的とした技術的な議論を行ったという。
関係筋によると、今回の訪中は通常の実務レベルの訪問で、イエレン財務長官の訪中の準備に焦点を当てたものではなかったという。
また米財務省は、ここ数週間で米中間の緊張が高まっているものの、「中国に対する米政権のアプローチに変更はない。これまで以上にオープンなコミュニケーションラインの維持が重要と引き続き確信している。同時に、米政権は国家安全保障を守るために必要なことを常に行う」とした。