[9日 ロイター] – 米オープンAIは同社の生成AI(人工知能)「チャットGPT」のカスタム化を拡大する。サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が9日のイベントで明らかにした。

ユーザーの操作可能な領域を広げるツールを公表し、一般と専門の利用の両方でモデルを改良する。

今後はアプリケーション同士をつなぐ「API」を他の企業に販売し、チャットGPTのような「キラーアプリ」を生み出すプラットフォームを構築することを経営の重点に据えると言う。

アルトマン氏によると、オープンAIは企業顧客と協力して特定のドメインでモデルの訓練を行っており、AIが間違った事実をでっちあげる「ハルシネーション(幻覚)」を有効的なレベルで減少させた。

チャットGPTは昨年11月の公開以来、普及が一気に進んだ。シミラーウェブの推計によると、1月に6億1600万人だったサイトの訪問者数は10億人を超えている。

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