[ビリニュス 10日 ロイター] – リトアニア議会は10日、国際オリンピック委員会(IOC)や各競技団体に対し、ウクライナ侵攻が終結し、戦犯が訴追され、賠償金が支払われるまで、ロシアと協力国ベラルーシの選手を大会から除外するよう求める議案を全会一致で可決した。

議会は決議の中で、五輪やその他の大会でロシアやベラルーシの選手が勝利すれば、モスクワやミンスクの政府によってプロパガンダ目的で利用されることは確実と述べた。

両国選手の2024年パリ五輪参加を巡っては、2月に米国、英国、フランスなど30カ国以上が出場禁止を支持。ロシア側はこれを「受け入れられない」としている。

なお、アフリカ・オリンピック委員会連合は先週、ロシアとベラルーシの選手らがパリ五輪に中立として参加することを支持する決議案を可決した。