[22日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は22日、破綻したシリコンバレー銀行(SVB)について、経営が「ひどく失敗」していたと指摘した。その上で、同行の破綻によって銀行規制・監督を見直す必要性が示されたと語った。
同氏は「銀行システム全般にこのような脆弱性があるわけではない」と強調。預金は安全だとした。
FRBの銀行監督担当がSVBが流動性および金利リスクにさらされていることを認識して介入に動いたが、前例のない速さで預金が流出したとも指摘。
「これは規制や監督を見直す必要性を示しているようだ。現状に即したものであるべきだからだ」と述べた。ただ、詳細には踏み込まず、 FRBのバー副議長(金融監督担当)が5月1日までに実施する調査の結果次第とした。
「私の唯一の関心事は、何が問題だったのかを特定し、再発防止に向けて導入すべき正しい政策を検証し、その政策を実行することだ」と語った。