[ワシントン 22日 ロイター] – 米新興宇宙企業のレラティビティ・スペースは22日、全体の約8割を3Dプリンターで製造したロケットをフロリダ州のケープカナベラルから初めて打ち上げた。
全長約33.5メートルの「テラン1」ロケットは、85%が3Dプリンターによる部品で構成。デビューフライトは打ち上げから約80秒で高度約1万6000メートルに達し、時速約2000キロまで加速して試験飛行の主要目標をクリアした。
その後、第2段エンジンが一時点火したように見えたが、推進力を得ることができず、結果的に軌道に到達できなかった。
レラティビティのテスト飛行責任者は、同社のライブストリーミングで「きょうは最後までやり通せなかったが、3Dプリンター製ロケットの飛行が可能であることを示す十分なデータを収集できた」と述べた。