[ミラノ/ローマ 4日 ロイター] – イタリアのデータ保護当局は4日、米マイクロソフトが出資する新興企業「オープンAI」の代表者らと5日にビデオ会議を開くと発表した。

当局は先月末、オープンAIが開発した人工知能(AI)「チャットGPT」へのアクセスを一時停止し、膨大なデータ収集が個人情報保護法に違反する可能性があるとして調査を開始した。

当局によると、オープンAIは3日付の書簡で、欧州のプライバシー規則を尊重し、共通の解決策を得るために協力する意向を表明した。

サルビーニ副首相兼インフラ相は4日、チャットGPTが早期に再開されなければ、欧州連合(EU)の中でイタリアの競争力が相対的に低下すると指摘。「多くの若者、多くの企業、多くの新興企業が利用していたツールで、可能な限り速やかに再び利用できるようになることを望む」と述べた。

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