[4日 ロイター] – ロシア捜査当局は4日、ウクライナ侵攻を支持していたブロガーが北西部サンクトペテルブルクで爆殺された事件で、ダリア・トレポワ容疑者(26)をテロ行為の罪で起訴し、モスクワに移送した。最長20年の懲役刑に処される可能性がある。

事件は2日、サンクトペテルブルクのカフェで発生。爆発で「ウラドレン・タタルスキー」のペンネームで活動していた軍事ブロガーのマクシム・フォミン氏が死亡した。逮捕されたトレポワ容疑者はカフェで開かれていたロシアのウクライナ戦争の支持者を集めたイベントでフォミン氏に近づき、爆発物を仕掛けた贈り物をしたと伝えられている。

裁判所の記録によると、トレポワ容疑者はロシアがウクライナに対する全面侵攻を開始した昨年2月24日に戦争に反対する抗議活動に参加したとして身柄を拘束されていた。ただ国内メディア報道によると、爆弾を持っていることは知らなかったとして容疑を否認している。

ロシア保健省によると、爆発で40人が負傷し、4日時点で25人が入院中という。