[北京 5日 ロイター] – フランス大統領府は5日、マクロン大統領が中国訪問に先立ちバイデン米大統領と電話協議し、ウクライナでの戦争終結加速に向けて中国の関与を求める立場で一致したと発表した。
仏大統領府の声明によると、両首脳は「ウクライナでの戦争終結を加速させるため中国の関与を求め、地域の持続可能な平和構築に参加する共通の意思に言及した」という。
また、両首脳はグローバルノース(北半球を中心とした先進国)とグローバルサウス(南半球を中心とした途上国)の連携に向けた取り組みに中国が貢献し、気候や生物多様性の問題に関する共同計画を構築することを望む立場を示した。
マクロン氏は5─7日に訪中する。中国外務省は、習近平国家主席がマクロン氏と会談し、2国間関係の方向性を示すと発表している。