［東京　７日　ロイター］ – 政府は７日、少子化対策の強化を検討する「こども未来戦略会議」の初会合を開いた。議長を務める岸田文雄首相は「必要な政策強化の内容、予算、財源についてさらに具体的な検討を深め、６月の骨太方針までに将来的な子ども・子育て予算の倍増に向けた大枠を示す」と語った。

同会議は、政府が先月末に子ども・子育て政策のたたき台を発表したことを受けて岸田首相が設置を表明した。たたき台で示されていなかった予算や財源について議論を深めていく考え。

メンバーは、関係閣僚に加え、有識者、子育ての当事者・関係者、関係団体トップなどで構成。小林健・日本商工会議所会頭、十倉雅和・経団連会長、フリーアナウンサーの中野美奈子氏、新浪剛史サントリーホールディングス社長、芳野友子・連合会長などが参加した。

（杉山健太郎）