[パリ 12日 ロイター] – マクロン仏大統領は、台湾を巡るフランスの立場は変わっておらず、「現状維持」を支持すると述べた。
マクロン氏は4月上旬の中国訪問時に仏紙レゼコーやポリティコとのインタビューで台湾情勢について「最悪なのは米国のペースと中国の過剰反応に欧州が合わせるべきと考えることだ」と発言。中国に配慮し過ぎた発言だとして欧米諸国の議員などから批判が相次いだ。
マクロン氏は訪問中のオランダでの記者会見で「台湾に関するフランスと欧州の立場は同じものだ。われわれは現状維持を支持している。この方針は不変であり変わっていない」と述べた。
さらに、中国に対してそれぞれ独自のアプローチを持っていたとしても、バイデン米大統領と「開かれたインド太平洋地域」というビジョンを共有していると説明した。