[北京 14日 ロイター] – 中国外務省の汪文斌報道官は14日、中国が台湾の北の海域に飛行禁止区域を設定したとの報道は不正確との見解を示した。

台湾交通部(交通省)によると、中国は当初16─18日に台湾の北方に飛行禁止区域の設定を通知してきたが、台湾が抗議した結果、16日の27分間に短縮された。

汪氏は定例会見で「飛行禁止区域を中国側が設定したとする報道があったが不正確だ。関係当局は飛行の安全を確保するための措置を実施する」と述べた。

中国民用航空局は宇宙に関するあらゆる活動について、事前に警告し通知を出すと語った。

中国の海上安全管理当局は13日、ロケットの残骸が落下する可能性があるとして、16日午前9時(日本時間午前10時)から午後3時まで台湾の北の海域で船舶の航行を禁止すると発表した。