ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者プリゴジン氏は14日、ロシアがウクライナ侵攻で東・南部一帯を占領していることを踏まえ「作戦の終了を発表し、ロシアが計画した結果を達成したと周知することが、理想的な選択肢」と主張した。一方で「(敵との)合意は不可能。戦うのみだ」と述べ、ウクライナ軍の反転攻勢に備えるよう訴えた。
ウクライナ侵攻の現状認識に関する長文をSNSで発表した。プリゴジン氏はロシア国防省と衝突し、刑務所で戦闘員を募集する権限を奪われるなど、影響力を失いつつあるとされる。こうした文書を出すのはまれで、社会の注目を集める狙いがありそうだ。