[21日 ロイター] – スイス金融大手クレディ・スイスが発行した劣後債「AT1債」170億ドル相当がUBSによる救済買収で無価値化した問題で、このうち合計45億スイスフラン(50億ドル)以上の保有者がスイス金融市場監査局(FINMA)を相手取り提訴した。

無価値化の合法性を争うという。

代理人である法律事務所は21日、18日に提訴したと発表。「FINMAの決定はスイス金融センターの法的確実性と信頼性に対する国際的な信用を損なうものだ」と主張している。

FINMAは提訴についてコメントを避けた。クレディ・スイスからは今のところコメントを得られていない。